学生時代はあまり勉強しなかった。大学卒業後、商社の経理部に入社。仕事の後はよく遊びにいった。 あるとき、酒を飲んだ後に、そのまま自分で運転してしまった。ちょうどそのときに検問があり、まずいと思い逃げてしまった。当然警察に追ってきて、あせって逃げようとしたが電話線埋設工事現場に衝突。現場には電線埋設のための穴があったが、幸いにも穴に落ちずにすんだ。あのとき穴に落ちてしまっていたらと思うとぞっとした。 その経験があってから、一度死んだ身だとと思い、前からの夢であった税理士になろうと決心し、上京した。 生活のお金を稼ぐため学習塾をはじめるも、最初は生徒も集まらず、生活するのもやっとであった。しかし、借りていた部屋の大家さんのお子さんの成績がみるみる伸びたことで、その子の同級生たちが次々と集まり、軌道にのってきた。人も雇えるようになり、その人たちの協力で自分の勉強に集中できるようになった。 やっと念願の税理士資格を取得し、栃木に帰ってきて、会計事務所に就職した。そこで勤めていたときのお客様に倫理のカレンダーをいただき、それは今でも大切にとってある。 経営者にとって大変なのが給与や賞与の支払い。 大企業の賞与の平均が新聞に出るが、その数字は資本金が10億以上、従業員が1000人以上でアンケートを返してきた企業の平均。上場企業でも賞与無しのところはある。 宇都宮と東京で2000社の賞与を調査したが、3割は賞与無で、全部の平均は17万ほど。これが本当の中小企業の平均額。中小企業の経営者は、日本の経済を支えているのは中小企業であると自信を持ってほしい。